STORY STORY ストーリー夢中になっているものは?グリーが大切にしているストーリーを紹介します。

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事業・サービス

2019/02/20

【インタビュー】人を夢中にさせるためには、 まずは自分たちが夢中になること。

スマートフォン向けのゲーム制作を担う「Wright Flyer Studios」。全世界で950万ダウンロードを達成した「消滅都市」をはじめ、新しいコンテンツを次々と生み出していますが、その原動力は一体どこにあるのでしょうか。Wright Flyer事業本部でゲーム事業を統括する井坂友之と、自社IPタイトルの開発運営を統括し、「消滅都市」のシリーズディレクターでもある下田翔大の二人に話を聞いてみました。

井坂 友之(写真左)
2007年グリー入社。広告、芸能メディア、ゲームプランナー、プロデューサー、海外事業や子会社CEOなどを経て執行役員に。Wright Flyer事業本部の副本部長としてゲーム事業を統括する。

下田 翔大(写真右)
株式会社スクウェア・エニックスでのリードプランナー、ディレクターを経て、2012年よりグリー株式会社に入社。いくつかのアプリ開発に関わった後、Wright Flyer Studiosに立ち上げメンバーとして参画。Wright Flyer事業本部第1スタジオの部長として自社IPタイトルの開発運営を統括する。「消滅都市」のシリーズディレクター。

“「消滅都市」と共に立ち上がったWright Flyer Studios。”

――まずは二人の仕事内容を教えていただけますか?

井坂
グリーグループの中にあるWright Flyer事業本部の副本部長としてゲーム事業を統括しています。

下田
僕はゲーム事業の中で、自社IPタイトルの開発運営を部長として統括しつつ、「消滅都市」のシリーズディレクターとして、立ち上げから現在に至るまでの全体主導を担っています。

――Wright Flyer Studiosはどういう経緯で立ち上がったのでしょうか?

井坂
グリーはPC SNSが事業のスタート。モバイルにシフトしSNS上で友だちと一緒に遊ぶソーシャルゲームが生まれました。その後、市場がスマホアプリに大きく変わっていく中でWright Flyer Studiosはよりコンテンツと向き合い、作品を創り出し、世に届けるクリエイティブ集団として立ち上がりました。

下田
2014年にはじまり、僕は立ち上げ当初から関わっています。今でこそいくつもヒット作が生まれていますが、そのころは本当にミニマムなスタートだったので(笑)。ゲームを作るより前に、ゲームを作るチームを構築するところからのはじまりでした。

――そんななかで生まれた「消滅都市」は、全世界950万ダウンロードを突破しましたが、成功の秘訣はどういうところにあったと思いますか?

井坂
グリーのバリューである「常に前向きに挑戦する。成功するまでやり続ける」。それにつきます。

下田
まさにその通り(笑)。950万ダウンロードと言うと「おおっ!」と思われるかもしれませんが、決して垂直に立ち上がったわけではなく、じわりじわりとファンが増えていった結果です。もちろん僕らも、成功をしないと事業として継続することはできません。でも、この「消滅都市」に関していえば、成功の可能性を見出し続けられたのが大きいですね。そして、それを会社が許容してくれたんです。

井坂
僕は下田のように直接的なつくり手ではなく、経営者として「消滅都市」を見ていましたが、実際につくっているメンバーの姿を見ると、当の本人たちが夢中になり、自信と誇りに満ち溢れています。不思議な話ですが、愛をもってつくっているかどうかって周囲に伝搬していくものなんです。結果として、数字にも表れますしね。僕らは人を夢中にさせるコンテンツをつくっているので、つくり手側が夢中になることはとても大事だと思います。

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“未来を知る近道は、自分たちで未来をつくること。”

ーー昨年11月には『消滅都市2』が『消滅都市0.』へ大幅アップデートしました。新章も追加されていますが、ユーザーさまの反応はいかがでしたか?

下田
消滅都市0.のアップデートは、昨年の11月25日に開催したライブイベント「消滅都市 LIVE EXPERIENCE vol.1」と同時に実施しました。ライブイベントの場では音楽、朗読劇、映像、それから会場のお客さまの反応まで含めてすべてを融合させつつ、新しい物語体験として新ストーリーの前日譚を提供し、その直後にゲームをアップデートしました。ライブの体験含めて、ユーザーさまには特別な体験を提供でき、大変好評でした。

――ゲームの他にも「PROJECT消滅都市」では、アニメ化やSPR5のリアルデビューなど様々な形でその世界観が広がっていますね。

下田
「消滅都市」の価値は何だろうと今一度振り返ったとき、自分たちが伝えたいと思っている「メッセージ」の部分に一番の価値があるのではないかと考えました。「消滅都市」はいわゆるランゲームですが、ランゲームという枠に留まっているだけでは、より多くの人々に届けていくことができません。そこで新たなジャンルや新たな表現手法で「消滅都市」の世界を多角的に展開し、たくさんの人に届けたいと思っています。新しいことをはじめるには覚悟が必要。でも、覚悟するだけの価値があるタイトルだという確信を、この4年を経て得ることができました。

井坂
これはゲームを軸にした「体験」をどこまで広められるかの僕らの挑戦です。今の時代、未来は誰にも予測できませんが、未来を知る確実な方法は、自分たちで未来をつくること。「PROJECT消滅都市」は、まさにそんなことをやっていこうと考えています。

下田
様々な体験を増やしていくことで、たとえばアニメをきっかけにゲームをやる人がでてくるかもしれない。音楽イベントを通じてゲームに興味を持つ人が出てくるかもしれない。だから、僕ら自身も「体験」というものと向き合っていくことがすごく重要です。

井坂
スマホの画面上だけがゲーム体験ではありません。友達同士の会話にゲームの話が出てきたらそれもゲーム体験だし、アニメを見ながらゲームを思い起こしてくれればそれもまたゲーム体験の一つです。体験の価値は、以前よりものすごく広がっていて、もはやゲームをつくって出すことだけがグリーの領域ではないんですね。


下田
そして、それをやりたいと思ったときに動き出せる環境があることが、グリーにいて幸せだなと思うところです。

井坂
たとえば、グリーが第3の柱として注力しているライブエンターテインメント事業もそのひとつです。昨年、株式会社Wright Flyer Live Entertainmentを設立、そしてVTuberと交流できるライブ配信アプリ『REARITY』をリリースしました。僕らが目指すのは、コミュニティ、ゲーム、アニメ、VTuberのライブエンタメと、すべて融合させた体験をつくっていくこと。そして、それをワールドワイドで展開していきたいと思っています。

下田
ゲームをつくる僕らからしても、すごく夢のある話です。たとえば、1つのキャラクターデザインがあったとしたら、そのデザインがゲームになるだけでなく、VTuberやアニメとして動き出す可能性も生まれてくる。こんなにもクリエイター冥利に尽きる環境は、そうそうないですよ。


 
新・消滅都市プロジェクト コンセプトムービー

“ゲームづくりに必要なのは、深い人生体験。”

――おふたりにとってグリーはどんな会社ですか?

井坂
「ものづくり」ということに関して、すごく思い入れのある会社だと思います。そして、グリーのルーツであるSNSもそうですが、世の中から必要とされるサービスやコンテンツを生み出していく会社です。

下田
僕はもともと別のゲーム会社にいたのですが、グリーはロジカルでクレバーだなと思う部分と、愚直で泥臭いという両方をあわせもっている会社です。そういう人たちがたくさん集まっていますよね。だからこそ、ここでしか生まれない何かがあるのではと思っています。

井坂
グリーのバリューのひとつに、「ロジカル×クリエイティブ×スピード。」というものがあるんです。ある種、それぞれ相反する部分があるのですが、どれか1つだけが欠けていても上手くいかない。そういう相反するものを一つにまとめあげていくのが、グリーのカルチャーなのかもしれないですね。

下田
目の前にあるゲームに対してに真摯になると、結果的にその姿勢にならざるを得ないような気もしています。立ち上げ時はとにかく考え抜かなきゃいけないし、立ち上げた後は何を言われようとも、目の前のお客さまと向き合わなきゃいけない。結果として、自分自身が夢中になれる。あとは、会社がオープンなこと。社会に入ると多かれ少なかれ理不尽なことってあると思うのですが(笑)。でも、うちの会社はとにかく情報が開示されているから、納得できないことはあるにせよ、理解はできると思うのです。

井坂
もともとインターネット事業をベースに会社を立ち上げているので、フラットでありオープンであるということ、説明責任を果たすことという考えは、そのころからあったのかもしれませんね。あとはグリーができて約14年。Wright Flyer Studiosができて4年経ちますが、常に未来を切り拓いているという実感はあります。ゲームは最高峰のエンターテインメントコンテンツだと思っていて、つくるためにテクノロジーはもちろん、データ、シナリオ、アート、ビジネス、いろんなものを高次元で成立させる必要がある。これから先AIやロボットなどが人々の生活の中で活躍するようになってくると、人類がよりエンターテインメントを求める時代がやってくると思います。その時、グリーは時代を切り開くエンターテインメント体験を創り出す会社でありたいです。

下田
常に、最高のクリエイティブ集団を目指していきたいですね。そして、一つ言いたいのは、ゲームづくりって決して特殊なことではないんです。

――それは意外な発言ですね。

下田
僕も長いことゲームづくりに携わってきましたが、ゲームをつくるために必要なのは、なんだかんだいって人生経験。これまで夢中になった何かがあるかどうか。サークル活動でもいい、恋愛でもいい、映画でも、音楽でも、スポーツでもいい。そういう経験がゲーム・エンタメづくりの一番のコアになります。これまでいい人生を送ってきたと思える人なら、絶対にゲームをつくる才能があると思いますよ。何かのコンテンツにハマるということは、それに対してものすごく深く考えたという人生経験でもありますから。それが強烈であればあるほど、ゲーム・エンタメ業界だとめちゃめちゃ輝けるはずです。

井坂
そうそう。経験ゼロでも全く問題ない。夢中になれる何かと、それを創って世の中に届けたいという熱い想いがあれば。

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